腰痛について

コリの治療法を誤ると症状が悪化します。

日本人の8割以上は経験すると言われている腰痛。

西洋医学での立場で「腰痛診療ガイドライン」というのがありますが、
腰痛の85%以上が原因不明と示されております。

つまり腰痛で病院に行くとほとんどの方は原因不明のため、対症療法にて薬、注射、電気、シップなどの方法しかないということでしょう。

安心してください
当院ならば、腰痛の原因を解明し
症状を改善することが出来ます。

病院の西洋医学では、原因不明といわれる腰痛でも、東洋医学的に診たり、骨盤、背骨の ゆがみを調べてみるとほとんどの方で腰痛の原因がみつかります。

さの鍼灸整骨院での治療について

カイロプラクティックで治療する場合
ドロップベッドという専用のベッドを使い、骨盤、脊柱を矯正していきます。
とてもソフトな矯正で体をねじらずに、ゆがんだ骨を矯正します。

はり治療で治療する場合
2種類の治療方法があります。
1つ目は局所治療で痛い部分に鍼をして、筋肉をほぐしたり、血流を良くします。
2つ目は経絡治療で手、足、頭、お腹などの痛い部分とは関係のない部分のツボを使い、気の流れを整え自己治癒力を高める全身治療です。

それぞれの治療方法を検査結果や、症状・原因にあわせて使い分けながら施術を行います。

腰痛の5つの原因

さの鍼灸整骨院では、腰痛の原因を以下の5つに分けて考えております。

1. 体質不良タイプ(全体の4割以上)
※オススメの治療:総合治療、鍼

以下の症状を体質不良と呼びます。

・免疫の低下
・自己回復力の低下
・血液、リンパ液の循環不良
・自律神経の問題

具体的に説明しますと、腰への負担が続くと関節、筋肉などの組織にストレスがたまり、自己回復力が低ければ傷ついた組織はなかなか回復せず痛みが発生してしまうということです。

また、気候の影響で腰痛になることもあります。

暑さ、寒さの影響で免疫力が低下し腰の疲労が取れず、この状態が続くと痛みが発生します。

2. 骨盤歪みタイプ(全体の3割)
※オススメの治療:総合治療、カイロプラクティック

日常生活の悪い姿勢が長年続き、何かのきっかけで痛み始めます。

以前なら時間が経てば治った痛みでも、体がストレスに耐えられる限界を超えてしまうとなかなか治りにくいでしょう。

3. 複合(①・②)タイプ(全体の2割)
※オススメの治療:総合治療、鍼(状態によってカイロプラクティックも必要)

「私は何十年来の腰痛持ち」とおっしゃる方はこのタイプです。

骨盤のゆがみと自律神経の問題などが同時に起こっている場合、単一の治療では根治できない頑固な腰痛になります。

基本的には鍼で治療することが多いですが、症状の重い方にはカイロプラクティックが必要な場合もあります。

4. 筋肉疲労タイプ(全体の1割以下)
※オススメの治療:総合治療、マッサージ・カイロプラクティック

普段から慣れていないことをすることで筋肉疲労をおこします。

痛みよりも「重い」「だるい」と感じることが多く、ほとんどの場合は休めば症状は消えるでしょう。

5. 内臓疾患タイプ
※オススメの治療:鍼・病院

腸、腎臓など、みぞおちから下の臓器は腰と関連があります。

特徴としては、痛みの強さは腰を動かしても動かさなくても変化はあまりないことが多いです。

場合によっては睡眠時に強い痛みが出ることもあります。

9つの腰痛対策

症状の悪化を防ぐために、以下9つの点に気を使ってください。

1. 柔らかすぎるベッド・布団は避ける

人間の背骨は横から見るとなだらかなS字にカーブしています。ベッド、布団が柔らかすぎるとこのS字カーブがゆがみます。

2. 枕は柔らかめで低めのものを使用する

高くて硬い枕は、頭を支える(包み込む)面積が少ないので頭が安定せず、筋肉や神経を緊張させます。

3. ヒールの高い靴や厚底の靴は出来るだけ控える

ヒールの高い靴や厚底の靴を履くとバランスをとるために、反り腰になるか逆に腰を丸めた姿勢になり腰への負担が大きくなります。

4. 無理なストレッチや腹筋運動を控える

腹筋運動や無理なストレッチをすることで腰椎の生理的なカーブ(前弯)がなくなり腰痛の原因になります。

5. 床の物を取る時はひざを曲げる

例えば、腰痛の強い方が床の物を拾う際にしゃがまないと痛くて取れません。それだけひざを伸ばしたまま腰を曲げる動作は腰への負担が大きいということです。

6. お風呂はしっかりとお湯に浸かる(痛みの強い時は注意)

お風呂の効果は疲れをとる、血液、リンパ液の循環を良くし免疫を上げる、冷えをとることです。その日の疲れはその日にとりましょう。

7. 長時間の座位は控え、途中で立ったり身体を伸ばしてリラックスする

座った姿勢と立った姿勢で腰に対する圧力を計測すると、座った姿勢の方が立った姿勢よりも約1.5倍腰に負担がかかります。
そのため、1時間に1回程度立ち上がったりし、歩いたりして腰の負担を少しでも減らしてください。

8. コルセットは強い痛みが無い限り、使用を控える

長期間コルセットを使用することで腰の筋肉が衰えてしまい、その結果コルセットをしないと腰に力が入らず、不安定に感じることが多くなります。腰に負担のかかる作業をする時だけ使用しましょう。

9. 適度な運動・腹8分目・正しい姿勢を心掛ける

運動と食事に気を配ることで、筋力をつけ、適正体重を維持しましょう。また足を組む、あぐら、横座りなどの不良姿勢は骨盤、背骨のゆがみにつながります。

ぎっくり腰について

症状の悪化を防ぐために、以下9つの点に気を使ってください。

ギックリ腰の症状

・物を持った瞬間
・くしゃみをした時
・顔を洗う際に前かがみになったら腰が痛くなった

など、普段何気ない日常生活の中で突然腰を痛めることがあります。

ギックリ腰になると歩いている時や座った状態から立ち上がる時に痛みが出たり、更に状態が悪い人はじっとしていても寝ていても何をしても痛みがあります。

これは痛めた部位や関節の違いにより、痛まない姿勢があったり、どんな姿勢でも痛いなど感じ方が変わってきます。

症状も様々で、軽い痛みから楽になる姿勢はないくらいの強い痛み、また腰だけでなく足の方まで痛みやしびれが出ることもあります。

ギックリ腰の対処法

ギックリ腰の症状に対して、以下のような処置をしてください。

  • ・初日は安静にして保冷剤などでアイシングをしたり冷シップをしましょう。(頻繁に貼り替えてください)
  • ・お風呂は控えた方が良いでしょう。
  • ・もしコルセットがある方は、装着した方が楽になる場合は装着しましょう。
  • ・2日目以降は無理をせず動ける範囲で動いて下さい。

過度の安静は治癒を遅らせますので、早めに治療を受けて下さい。
ただしぎっくり腰の場合、ストレッチや腹筋運動は厳禁です。