ゆがみ度チェック

ゆがみ度チェック

日常生活での姿勢、体の使い方、クセによって体のバランスが悪くなることがあります。
なかには「これっていけないの?」「これはだめなの?」と
体にとって悪いことだと知らずにやっていることもあるでしょう。

そこで【ゆがみの危険度】を自己診断してみましょう。思い当たる項目がいくつあるか数えてください。

  • 寝転がりひじ枕をしてテレビを見ている。
  • テレビを見る時に横を向いて見ている。
  • イスに座ると足を組む。
  • 床に座ることが多く、横座り、あぐらをかく、腰を丸めて座っている。
  • 長時間座っていることが多い。
  • パソコンが机の片側にあり、横を向いて作業する。
  • うつぶせで本を読む。
  • 床に落ちているものを拾う時、しゃがまずに腰を曲げて拾う。
  • 立っている時に片方の足に重心をのせる。
  • ヒールの高い靴を履く。
  • サンダルやミュールのような足にフィットしない靴を履く。
  • カバンを持つ手(かける方の肩)がいつも同じ。
  • ゴルフやテニスなど身体の片側をよく使うスポーツをしている。
  • 過去に大きい病気やけがをしている。
  • 太っている

矢印 ゆがみ度チェック表

これ以上、ゆがみを悪化させないために…

矢印

姿勢について

姿勢を正すことはとても重要で、不良姿勢は体のゆがみの原因になります。
よく、「何もしていないのに痛くなった」とおっしゃる方が多くいますが、ほとんどの場合、体の使い方や姿勢に問題があります。
では具体的な姿勢に関する注意事項について説明します。

<物を持つ、拾う時の姿勢>

悪い持ち方は膝を伸ばしたまま腰を曲げて持つことです。

必ず膝を曲げ(しゃがんで)腰はあまり曲げずに物に手をかけた状態で、膝を伸ばして持ち上げましょう。

特にギックリ腰によくなる方は膝を曲げる(しゃがむ)習慣をつけましょう。

<イスの座り方>

足の裏を床にぴったりつけた状態で股関節、膝関節、足関節の角度が90度になるようにイスの高さを調節します。

お尻の下にクッションを入れて、ももの裏側の圧迫を少なくしたり、背もたれと腰の間にタオルを棒状に丸めたものを入れると効果的でしょう。(車を運転される方も同様にしましょう)

また30分~1時間に1回は立って腰を伸ばしましょう。

なぜ長時間の座っている姿勢が腰に悪いのか、座ることで体に及ぼす影響を正しい背骨の状態と合わせて説明します。

右上の図の「自然な背骨のS字カーブ」を参考にしてください。

正しい背骨は横から見ると首が前、胸が後ろ、腰が前に
なだらかなS字カーブを描いており、これによって体に対しての衝撃やストレスが緩和されます。

次に「立っている姿勢」と「座っている姿勢」を比較します。
座っている姿勢の方が楽だと思うかもしれませんが、実際は「座っている姿勢」の方が「立っている姿勢」よりも腰にかかる負担が1.2~1.5倍になるという実験結果があります。

さらに腰を丸めたり、猫背になればより腰に負担がかかります。この悪い姿勢が長時間続けば、ももの裏の静脈が圧迫され循環が悪くなるので冷え、しびれ、むくみにもつながります。

足を組む、あぐら、横座り、猫背、横になり頬杖をつく、うつぶせで本を読む、片方の手ばかりでバッグを持つなど心あたりはありませんか。

ちょっとしたことの積み重ねで良くなったり悪くなったりします。
姿勢に注意して痛みのない生活を送りましょう。